モアイに対する犯罪
モアイも他の世界的観光資源同様、観光客による落書きや破壊行為が絶えない。モアイを損壊した者には最高5年の禁固刑または最高1万9000米ドルの罰金が課せられる。地元警察署は同島の岩であっても傷付けることは犯罪であるとしている。
2003年1月に日本人観光客が「倒れているモアイ像」を「ただの岩」と思い落書きを彫り込み、地元のチリ警察に逮捕された。これに関して同月、日本の外務省は「海外安全ホームページ」内などで旅行者に対し、海外の文化財を含む旅行先の物品に落書きをしないよう呼びかけると共に、モアイ像を傷つけた場合は上述の刑罰が課せられる可能性があると警告している。
2008年3月には、フィンランド人がモアイ像の耳を破壊し破片を盗んだため、現地警察に身柄を拘束された。その後、罰金1万7000米ドルを支払い出国を許された。
モアイと環境問題
現在イースター島には大規模な森は存在せず、1000体分もの石材を運搬するのは、木材が足りず不可能のように思われるが、地質学的調査によると、モアイが作られた当時は椰子の木が生い茂っていたとされる。むしろ島民たちの乱伐によって森が消失した可能性が高い。人口1万人の島に1000体ものモアイが乱立し、森が消滅したことから、モアイを現在の世界各地のビルにたとえ、地球全体をラパヌイにたとえて、地球温暖化や森林伐採に警鐘を鳴らす人々もいる。
モアイという言葉は、その語源ならびに意味は諸説があって特定に至っていないため、現在も不明である。だが、最大の謎は建造目的であろう。この建造目的に対して、ようやく答が見つかりつつある。近年の調査で、モアイの台座から人骨が多数発見されたのである。このため、「モアイは墓碑であった」という説が有力になりつつある。
モアイのその独特の形状についても、起源が未解明である。他の地域の似たような形状の石像から起源が求められているが、いずれの説も特定には至っていない。中には、日本の猿石に起源を求める説もある。また、南米のティワナク遺跡の石像群との関連も指摘されているが、未だにどちらが先でどちらが後になるかの議論には結論を見出せずにいる。モアイの起源が完全に定説になる段階までに仮説を絞れずにいるその最大の理由は、モアイの形状があまりにも独特なために、イースター島以外では似たような形状の石像がほとんど存在せず、関連性を突き止められないためである。
モアイには目がはめ込まれていた事がわかっており、復元されたモアイには目がはめ込まれた物も多数存在する。目の材質はサンゴ質の石灰岩であることが判明している。しかし、イースター島近海にサンゴ礁が無いことから、イースター島原住民の交易ルートがいかなる物であったか、という新たな謎が生み出された。他の海域との交易が無ければ、サンゴ質の石灰岩をイースター島にて入手する事ができないからである。
モアイには帽子をかぶったような形の物も発見されている。これは当初地位をあらわす帽子か、女性の髪形を復元した物とされていたが、その後は男性の結髪を再現した物である事が明らかにされた。これにより、「モアイは男性像である」という説が確立された。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
観光客による落書きや破壊行為が後を絶たないようで大変残念です。
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